望遠鏡は意外と振動に弱い

2022年1月23日日曜日

自分の中の天文ブーム

t f B! P L
赤道儀と望遠鏡が届いたので早速部屋で組み立てて動くことも確認しました、ToUcamProIIと31.7mmスリーブが手元に届く前に自動導入のテストもしておこうと考えました。

小学校の時は望遠鏡を裏庭(洗濯干し場)に出して観測していました、月日がたち実家の増築工事に伴い庭はなくなっていました、そして昔庭だった部分の2階が自分の部屋になっており、そこにはベランダがあったので問題なしとこの時は思っていました。

数々の問題点

最初の問題

極軸望遠鏡の調整のために昼間ベランダで機材を組み立てている途中で気が付きました、ベランダからは北極星が見えない。
これは方位磁石と緯度である程度補えることがわかり、北極星に頼らない方法に切り替えました。

2つめの問題

夜になり自動導入のテストです。
最初の星を導入してアライメントですが、ここで最大の問題に突き当たります。
星が飛び跳ねるように動くのです、普通に使う分には問題にならないベランダの揺れが天体観測には大問題だったのです。
とりあえず機材を道路に出し、電源を延長して自動導入のテスト自体は成功しました。
ベランダの揺れがここまで観測に影響するとは考えてはいなかったのでとても驚きました、ですがベランダで観測したい思いはありました。
そこで考えた解決策はベランダに機材は置くが、自分は出来るだけベランダに出ない事です。
かなり消極的で限定的な解決策ですが、自分の目的がToUcamによる撮影なのでこのような方法になりました。

ただしこの問題はすべてのベランダで起こるわけではありません。
実家のベランダは増築した時に同時につけたのですが、家と一体になったタイプではなく後付けのような形で地面から支柱を立てて付けるタイプなので起こった問題です、実際現在住んでいる家のベランダではこのような問題は起きていません。

3つ目の問題

ToUcamが届いたので早速テストです。
最初のアライメントはファインダーと接眼レンズでするのでベランダに出て行いますが、揺れないように慎重に慎重に行いました、そしてToUcamに交換して木星を導入します。
悲しいことにパソコン画面には何も映っていません。
この時はわかりませんでしたが視野が狭すぎなのと、接眼部分の交換で対象がセンターになかったからです、そして当たり前ですがピントもあっていません。
コントローラーで動かして何とかしようと思いましたがこの日は解決しませんでした。

最後の問題

次のテストは昼間に行いました、ベランダではなく部屋の中に機材を設置し窓から遠くの山の鉄塔を見ることにします。
そこで視野の狭さを知ります、そして問題が発見されます。
何だか映像に糸くずのようなゴミが結構な数映っています、このゴミの出所を探してみますが見えるところにはそれらしい汚れはありません、最後に見えないMK127の副鏡が怪しいと思い補正レンズ側を外しエアブローして確認したところ当たりでした。

ピントのずれもある程度確認したのであとは実践あるのみです。

解決してわかったこと

うちのベランダの問題もありますが
望遠鏡の視野が動かない場所に設置したほうがいろいろとはかどる。
そして過去に小学生なりに工夫して使っていたことが意外と役に立ちました。

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